公募割れIPOを避けるためには何を分析すればよいのでしょうか?
何も複雑で難しい分析をする必要はありません。
基本的に、IPO投資は、Yahoo!Finance(新規上場企業)などのような無料で手に入る情報を元に簡単な分析を行えば十分勝てます。
「なかなか手に入らない裏情報」などを入手する必要も一切ありません。
なぜならば、IPO投資に参加するのは、ほとんどが個人投資家だからです。
個人投資家はみんな、Yahoo!Finance(新規上場企業)などのような無料で手に入る情報を元に投資判断をしています。
ですから、みんながIPO投資の参考としている情報を、素直に単純に分析すればよいのです。
Yahoo!Finance(新規上場企業)では、上場予定企業の
上場日
コード
上場市場
名称
主幹事
BB期間
BB上限・下限
公募値
公開株数
売買単位
事業内容
過去の業績
注目度
などの情報が手に入ります。
では、このなかで特にどのような情報に注目すればよいのでしょうか?
私は、この中で特に、
1.注目度
2.BB上限・下限と公募値の関係
3.上場企業の事業内容
4.公開株数と公募値から算出できる上場規模
の4点が、IPOの初値形成に大きな影響を与えると考えています。
1.注目度
注目度は、IPOに対する市場の注目度をA~Cの3段階で示したものです。
基本的に、注目度Aの銘柄は人気化する傾向があり、注目度Cの銘柄は、IPO市場が不調期には公募割れリスクが高い傾向があります。
2.BB上限・下限と公募値の関係
BBの上限=公募値の場合は、少なくともBB(ブックビルディング)の段階では、応募が殺到したことを示します。
逆に、BBの上限>公募値の場合は、BBに人気がなかったことを示すため、公募割れリスクが高まります。
3.上場企業の事業内容
事業内容に新規性がある人気業種の場合は、人気化する傾向があります。
事業内容に新規性が乏しい場合は、公募割れリスクが高まります。
4.公開株数と公募値から算出できる上場規模
上場規模が大きいと、市場から吸収する資金が大きくなり、公募割れリスクが高まります。