3258常和ホールディングスのブックビルディングの仮条件は1,540 円~1,720円に決定されました。
ブックビルディング期間 6/4-6/10 です。
本日は3258常和ホールディングスについて、管理人のブックビルディング申込スタンスを記述します。
3258常和ホールディングスは、オフィスビル事業、ビジネスホテル事業などを展開するグループ持ち株会社であり、事業内容に特に新規性はありません。
主幹事証券は、みずほ証券で、合併後の第一号案件でもあるため、市場の注目度はBとなっています。
公開株数は、2,000,000株(公募2,000,000株、売出0株)、売り出しがないため、創業者利益を狙ったものではなく、純粋な資金調達目的であると判断できます。
調達資金使途も、短期借入金の返済となっています。
大株主は、共立、須賀工業、興和不動産、東光電気工事、第一ビルディング、相互住宅、DOWAホールディングス、興銀リース、第一生命保険、コスモ石油、日本製紙など名の知れた大企業が並んでおり、経営基盤の安定性は伺えます。
業績動向(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益
(連結実績) 2007.3 12,891 4,430 2,600 1,403
(連結実績) 2008.3 12,368 4,408 2,854 1,692
(連結見込) 2009.3 12,424 4,586 3,173 1,852
(連結予想) 2010.3 13,201 5,097 3,297 1,955
(EPS連結予想 ) 2010.3 194.80
業績動向を見ても、成長性は伺えないが、安定的な利益計上はしているようです。
参考類似企業 今期予想PER(6/3大引け)
3003 昭栄 16.0倍 (連結予想 )
3265 ヒューリック 2.9倍 (連結予想 )
8803 平和不動産 27.1倍 (連結予想 )
8806 ダイビル 24.0倍 (連結予想 )
8818 京阪神不 9.2倍 (連結予想 )
8821 立飛企業 22.9倍 (連結予想 )
8841 TOC 18.0倍 (連結予想 )
8933 NTT都市 22.7倍 (連結予想 )
参考類似企業と比較すると、PERは比較的割安に設定されています。
個人的には、とりあえずブックビルディングは上限で申込、実際の公募価格がどのぐらいになるかで、購入の最終判断をしたいと考えています。